導入事例

導入事例紹介

法人名:同志社大学

1875年に京都の地に設立された同志社英学校を前身に持ち、同志社大学誕生の地として5棟の国指定重要文化財の建物を擁する今出川校地と、豊かな自然のなかに現代建築の精緻さを誇る学舎が並ぶ京田辺校地に、約28,000人の学生が集い、幅広い教養と高度な専門性を身につけるべく日々学びを続けている。「良心を手腕に運用する人物の育成」という建学の精神に基づいて良心教育を展開、キリスト教主義と自由主義、そして国際主義を教育理念に、先端的教育・研究体制の整備や充実などに積極的に取り組んでいる。

【UNIVERSITY DATA】
所在地:京都府京都市上京区今出川通烏丸東入玄武町601番地
創立:1875年
教職員数:専任教員775人、嘱託講師1,511人、職員数350人(2022年5月1日現在)

URL:https://www.doshisha.ac.jp/

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BCP環境を前提に
継続的な教育環境を
支える基盤としてZoomを採用

BCP環境を前提に
継続的な教育環境を
支える基盤としてZoomを採用

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万一の際にも継続して受講できるよう、BCPとしての環境整備が急務に

 キリスト教主義に基づき、自治自立の精神の涵養や国際感覚豊かな人物の育成を目指して新島襄が創立した同志社英学校が母体となり、2025年には150周年の節目を迎える同志社大学。「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」を教育理念とする良心教育を実践しており、神学部や文学部をはじめ14学部・16研究科を有する総合大学として約28,000人の学生が学んでいます。

 現在は中期行動計画「同志社大学ビジョン2025」に基づいて、ダイバーシティの推進やデジタル技術の活用も含めた学生の多様な学びを実現する新たな教育のかたちの構築など、さまざまな課題解決に取り組んでいます。また、数理・データサイエンス・AI教育として「同志社データサイエンス・AI教育プログラム」(DDASH)を開始するなど、社会人基礎力として必要なスキル習得に向けた取り組みにも注力しています。

※DDASH:Doshisha Approved Program for Data science and AI Smart Higher Education

 同志社大学では、以前から遠距離にあるキャンパス間をつないだ遠隔講義をはじめ、収録した講義内容を閲覧できるオンデマンド配信など、ICT技術を駆使したさまざまな学びの機会を提供してきましたが、2019年に発生した新型コロナウイルス感染症の影響で、学内への入構制限が必要に。キャンパスへの入構が制限されるなか、学生が継続して受講できる環境整備が求められたのです。

「もともとMicrosoftとの包括契約によってMicrosoft Teamsが利用できる環境は整っていたのですが、1つのツールだけに頼っていては、万一障害が発生した際に全てが止まってしまう。継続して講義に参加できるよう、BCPとしての環境整備が必要となったのです。」(相原氏)

同志社大学
情報支援課情報教育係
ITサポートオフィス
相原 竜一郎 様

Zoomの代理店としてサポートページが充実、運用支援にも期待が高まる

そこでいくつかのソリューションを検討するなかで注目したのが、Web会議ソリューションのZoomでした。遠隔コミュニケーションの基盤として高いシェアを誇っていただけでなく、講義を行う教員に利用経験があり、使い勝手の面でも好評だったことが大きなポイントでした。

「大学のようなアカデミックな組織であれば時間制約なしで利用できる環境があったため、初期の段階から教職員がZoomに触れる機会が多かったのです。使ってみて好印象だったことが大きな後押しとなりました。」(相原氏)

 そこで、普段から取引のある事業者も含め、Zoomを取り扱う複数の代理店に声をかけ、ライセンス提供を中心としたシンプルな要件にて見積合わせを実施。その過程でZoomを提供するZVC JAPAN 株式会社から紹介を受けたのが、Zoomに関するインテグレーションについての豊富な実績を持つ日商エレクトロニクスだったと当時を振り返ります。

「実際に見積合わせを行ったところ、一番コストパフォーマンスがよかったのが日商エレクトロニクスでした。基本的にはコストで採択しましたが、日商エレクトロニクスが用意していたZoom関連のサポートページが非常に充実しているだけでなく、メールでの回答やサポート窓口のレスポンスもよかった。導入前から充実した支援が受けられるという期待もあったのです。」(相原氏)

 結果として、最も安価なコストを提示した日商エレクトロニクスが採択され、遠隔講義の新たな基盤としてZoomが選ばれることになったのです。

問い合わせにも迅速に対応、マニュアルページの充実で変更作業の負担も軽減

現状は、嘱託講師も含めた2,000人ほどの教職員が利用するコミュニケーション基盤となっており、普段の講義の際にはZoom Meetingsが、各種イベントを行う際にはZoom Webinarsが活用されており、基本的には利用申請を行ったうえで利用が可能になります。ただし、教育研究活動に関するものであれば、活用における制約は特段設けておらず、自由に活用できるような環境で運用していると説明します。

「我々が包括的に契約したもの以外にも、研究用にハイグレードなZoomを個別に契約している研究室があるなど、学内の基盤としては自由度の高い環境で運用しているのが現状です。より多くのユーザに活用してもらえるように展開を検討していきます。」(田口氏)

 平日の日中では60を超える会議室が設置されるなど、さまざまな講義のなかで積極的に利用されている状況です。2022年4月からは原則対面を前提とした講義が始まっていますが、教室での人数制限や入国制限で受講できない外国人留学生への講義提供など、対面授業のなかでもZoomにて受講できるようになっています。

同志社大学
情報支援課情報教育係
ITサポートオフィス
田口 健太 様

「講義はもちろんですが、学内で開催される多くの会議においてもZoomが利用されています。また、年度末に地方で入学試験を実施する際には、入学課の職員が現地に赴いて入学試験実施に向けた環境を整えますが、その事前準備に必要な教職員のミーティングなどにもZoomが利用されています。その他、研究成果の発表会や事務職員同士のミーティング、学生向けの各種イベントなど、あらゆる用途で活用が進んでいる状況です。」(田口氏)

 Web会議ソリューションは主催者ごとに自由に使い分けが可能ですが、通常のミーティング時にはZoom Meetingsが数多く利用されており、ファイル共有や資料を修正しながら打ち合わせをするような時には、以前から導入されていたMicrosoft Teamsが選択されているケースが多いと説明します。講義のなかでは、学生に対して使いやすいインターフェースを提供できるZoomが選択される機会が圧倒的に多い状況です。

 今回、Zoomの導入支援を担当した日商エレクトロニクスについては、Zoomの無償利用期間中から課題に対してのアドバイスが迅速に得られるなど、豊富な実績に裏付けられた貴重なノウハウを数多く得ることができたと評価します。

「Web会議は、これまで情報支援課ではあまり取り扱ってこなかったジャンルのソリューションだったこともあり、問い合わせなどにも丁寧かつ迅速に対応いただけて助かりました。4月から講義が開始していたこともあり、一日も早く環境を用意する必要があったのですが、運用上の疑問点も直ぐに解消いただき、発注から稼働までわずか2か月ほどの短期間で使い始めることができました。」(相原氏)

「導入支援だけでなく、日常の運用においても圧倒的に早く対応いただけている感覚です。日常業務に加えてZoomの管理がアドオンされるなか、Zoomのノウハウは我々としても獲得できつつあります。それでも、頻繁に仕様が変わるクラウドサービスだけに、キャッチアップできていない部分も。何かあれば日商エレクトロニクスに問合せさせていただくと、サポートの対応が迅速で大変助かっています。マニュアルも充実していますし、問題が発生した際もケースに応じて切り分けしていただき、Zoomにきちんとエスカレーションしてくれる。スムーズな問題解決につながるなど、とてもありがたい。」(田口氏)

 また、Zoomをはじめとした各種クラウドサービスはアプリの変化が迅速で、ボタンの位置や機能などが日々変更されていくものです。本来であれば、学内で作成したマニュアルを都度変更していくなど運用に負担がかかってしまうのが一般的です。

「機能改善が次々と行われるクラウドサービスだけに、変更点をマニュアルに反映させていくのは我々だけでは正直難しい。その点、日商エレクトロニクスが用意するマニュアルページにすぐに更新情報が反映されるため、運用管理を行う我々としても変化に対応しやすく、とても助かっています。」(相原氏)

Zoom Roomsなども含め、先進的な仕組みの導入に向けた提案に期待

今後については、業務基盤としてのMicrosoft 365を活用しながらZoomを併用することで、遠隔地であっても教育環境が維持できる体制を続けていきたいと語ります。

「キャンパス間をつなげる会議室用のZoom Roomsなども含め、いろいろ活用の幅を広げていきたい。また、Zoomに限らず、日本で導入されていないような仕組みも日商エレクトロニクスにはご提案いただきたいところです。実証実験の場として我々を活用してもらうことで、他大学に先駆けて先進的な仕組みを導入するような活動にもぜひ協力いただければと思います。」(相原氏)

Zoomに関しては、クラウドPBXとして活用できるZoom Phoneに興味を持っていると語ります。

「検討する際には、実績も含めてシェアの高いものを選択していきたいという思いがあります。Zoom Phoneのシェアを伸ばしていただきながら、設置されたPBXの更改時期に合わせて実際に試してみたい。」と相原氏に語っていただきました。

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